案内された奥の部屋にはいると、
広めの空間の左手には、カーテンで仕切られた個室が並んでいた。
その1つに入ると、狭い、、
半分はベットに占領されている。
ベットというよりも、ストレッチャー。
本来はここで着替えて待つみたい。
大谷は、全身麻酔で採卵を行う。
今までの病院は、簡単な表面麻酔だけで痛みを感じながら採卵をしたので、
意識がないのはどんな感じか緊張していた。
しばらくすると夫が戻ってきた。
ベットに寝そべる私の手を心配そうに握っていてくれた。
ホッとする。
予定時間を過ぎても呼ばれない。
時間通りに最後の注射したけれど、排卵してしまわないか心配だった。
クロミッドや注射をするようになって、日に日に卵胞が大きくなっていくためか、お腹が痛い。
張っているというか、、歩くだけで響いて痛いので、ほぼ散歩も行けず。
連泊している間、ホテルのベッドで横になって痛みを逃していました。
そんな状況だったから、今までにないくらい卵胞はたくさん育っているのではないかとどこかで思っていた。
卵胞チェックの診察中にいくつくらい育っているかを先生には確認しなかったら、教えてもらうこともなかった。
ようやく採卵室に呼ばれた。