2016年8月、いよいよ体外受精が始まりました。
クロミッドと、D8から一日おきの注射での誘発です。
自己注射ではなく、毎回病院での注射でした。
D16で採卵2個。
体外受精(ふりかけ)し、うまく分割したら、2日後に初期胚移植の予定でした。
指定された受精確認の日、緊張しながら、病院に電話を入れました。
その日は仕事が休日だったので、家のリビングからかけました。
培養室につながり、名前を言うと、
『2つともうまく受精しませんでした』と。
まさかこんなところでダメだとは思っていなかった分、
頭が真っ白になりました。
1つは、うまく受精せず、
もう1つは、精子が1つ入ったら他の精子は入れないところ、うまくシールドできなかったようで2つはいってしまったとのことでした。
想像もしていなかった結果で、ショックでした。
あぁ、自分のヒトとしての能力を全否定されたような感覚でした。
電話を切り、家にいた夫に報告しようと向かったら、
気がついたら、夫の腕の中で、泣きじゃくっている自分がいました。